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先日ユーチューブで面白い動画を発見したので、気に入ってたびたび見ている。





どんな動画なのかというと、３０歳くらいの独身の青年が１年くらい前に会社をやめて
便利屋を始め、その日常を動画で紹介しているというもの。





その悪戦苦闘に思わず応援したくてついつい見るのね。





東京在住なのだが確か滋賀県出身なので関西弁が抜けきっていないのがなんとも
ユーモラスで好青年な印象だ。





さてそんな彼がどうやって仕事を見つけているかというと、もっぱらチラシの
ポスティングとティックトックからの反響のようなのだ。





ティックトックとは今どきの人らしいよな。





でもやはり主な反響はチラシがメイン。





時間があればよく配っている。





便利屋といっても未経験から初めてまだ１年足らずなので、出来る作業は限定されて
いる。





草抜き、おおざっぱな剪定、物の移動、掃除、あとは雑用。





それでも月平均２０万ほどの売上があるという。





純利益は数万円だが。





こんな彼が時折、「〇〇の依頼があったが出来ないので残念。いつかは出来るように
なって仕事を断らずに済むようになりたい」と漏らす。





気持ちは痛いほどよくわかる。





でも彼にここで一言忠告してあげたい。





「じゃあ、その仕事、出来る人に頼んでみれば？」ってね。





あなたが出来ないのであれば出来る人にやってもらえばいいじゃんって。





動画の中で「オレはエアコンの掃除が出来ないからその仕事が取れない。なんとか
仕事を覚えたい」と言っていた。





だったら、エアコン掃除のできる人に１万円でやってもらって、２千円乗っけて
１万２千円で仕事を受けりゃいいんだよな。





自分がやらなくても２千円儲かるだろ。





その時間を自分の仕事にまわせる。





職人なんて簡単に探せるよ。ネットや電話帳で調べりゃいくらでもある。





こんなふうに仕事を取れば仕事メニューは無限に広がる。





一番ダメなのは、全部自分でやろうって人。





１日の作業時間は限られているよね。





自分が動けば動いた分しかお客さんから対価は得られないから、一カ月の売上は
自分が動いた分しかない。





でも、他の仕事を人に任せればその分、売上は増えるし利益も出る。





個人事業者だからって、すべてを自分一人でしないといけないことはないわけだよね。





逆に、これが個人経営のメリットでもあるわけだよ。





あなたが職人を何人も抱えた社長だったならどうする？





仕事があるときは従業員は働くが、仕事がなく暇を抱えていても従業員には給与を
出さないといけない。





個人経営であれば、必要なときに必要なだけ施工者に仕事を頼めばよろしい。





自分の時間を切り売りしていては将来に渡って楽になることはないだろう。





積極的に仕事を頼もう。外注に出そう。





そして空いた時間に、自分しか出来ない仕事なり集客なりをする。





そのために色んな分野の職人と知り合いになろう。





必ずあなたの助けになる。





動画の彼がこれに気付くまであとどのくらいかかるだろうか。

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